「I am a Japanese.」と「I am Japanese.」どっちが正しい?
2014-09-15|英語学習 文法・英語表現
「私は日本人です。」と言うとき「I am a Japanese.」と冠詞のaをつけますか。それとも「I am Japanese.」とaをつけませんか。とても簡単な文章ですが、改めて聞かれると「どっちだったっけ?」ってなりますよね。
Japaneseは形容詞でも名詞でも使われるので、文法的にはどっちでもOKなのですが、ネイティブがよく使うのは一方のみです。
正解は、
I am Japanese.
冠詞「a」をつけない方が正しいです(ネイティブはこちらを使うことが圧倒的に多い)。
Japaneseは名詞で「日本人」「日本語」という意味と、形容詞で「日本の」「日本人の」という意味の両方があるので、名詞として使えばJapaneseの前に冠詞「a」をつけることができます。
従って、文法的には「I am a Japanese.」と「I am Japanese.」はどっちも正解です。
しかし、英語が母国語の人が「I am a Japanese.」と聞くと、とても不自然に感じるそうです。Japaneseは形容詞として考えるのが一般的なので「I am a Japanese.」だと文章が完成していないように聞こえてしまい、「日本の何?」と思ってしまうようです。
また、相手のことを言う場合に、aをつけて「He is a Japanese」と言うと、相手に対して少し失礼な印象になるようです。
aをつける場合は、「I am a Japanese person.」や「He is a Japanese man.」などJapaneseの後ろに名詞をもってくると自然な表現となります。
では、「アメリカ人」の場合はどうなのかと言うと、
・I am an American.(Americanは「アメリカ人」という名詞)
・I am American.(Americanは「アメリカ人の」という形容詞)
どっちも正しいです。アメリカ人の場合は、aをつけてもつけなくても違和感がなく自然な表現となります。
この違いは何なのでしょうか。一応ルールがあります。
AmericanやAustralianなどは、形容詞としても名詞としても同じくらいの頻度で使われるのに対して、JapaneseやBritishなど語尾が「~ese」「~ish」のものは形容詞としてのみで使われるのが一般的です。
したがって、「~ese」「~ish」で終わる場合は、冠詞をつけないと覚えておくのがよいでしょう。
・I am Japanese. (△ I am a Japanese.)
・I am Chinese. (△ I am a Chinese.)
・I am British. (× I am a British.)
※aをつけた表現は一般的ではないが、文法的には間違いではないので△
※イギリス人を表す単数名詞としてのBritishは存在しないので×。ただし「the British」は「英国民」という意味で使われる。
冠詞をつける場合は、後ろに名詞を置く。
・I am a Japanese person.
・I am a Chinese student.
・I am a British man.
語尾が「~ese」「~ish」以外のものは、冠詞aをつけてもつけなくてもどちらでもよい。
・ I am a Canadian または I am Canadian.
・ I am an Italian. または I am Italian.
・ I am a German または I am German.
JapaneseやAmericanなど多くの国籍は形容詞「~人の」と名詞「~人」が同じ形ですが、形容詞と名詞で形が異なる場合があります。例えば、「スウェーデン人の」という形容詞は「Swedish」ですが、「スウェーデン人」は「Swedish」ではなくて「Swede」となります。
形容詞と名詞で形が異なるのものについては、当然ですが、形容詞の前には冠詞aをつけず、名詞の前には冠詞aをつけます。
Swedishには「スウェーデン人」という名詞の意味はないので「I am a Swedish.」は間違いです。正しくは以下のどちらかになります。
・I am Swedish. (Swedishは「スウェーデン人の」という形容詞)
・I am a Swede. (Swedeは「スウェーデン人」という名詞)
同じく「私はスペイン人です」は以下のようになります。
・I am Spanish. (× I am a Spanish.)
・I am a Spaniard. (× I am Spaniard.)
形容詞「~人の」と名詞「~人」が異なる他の例:
・Danish(デンマーク人の)とDane(デンマーク人)
・Finnish(フィンランド人の)とFinn(フィンランド人)
・English(イギリス人の)と Englishman/ Englishwoman(イギリス人)
・French(フランス人の)とFrenchman/Frenchwoman(フランス人)
Japaneseは形容詞でも名詞でも使われるので、文法的にはどっちでもOKなのですが、ネイティブがよく使うのは一方のみです。
「I am a Japanese.」と「I am Japanese.」どっちが正しい?
正解は、
I am Japanese.
冠詞「a」をつけない方が正しいです(ネイティブはこちらを使うことが圧倒的に多い)。
Japaneseは名詞で「日本人」「日本語」という意味と、形容詞で「日本の」「日本人の」という意味の両方があるので、名詞として使えばJapaneseの前に冠詞「a」をつけることができます。
従って、文法的には「I am a Japanese.」と「I am Japanese.」はどっちも正解です。
しかし、英語が母国語の人が「I am a Japanese.」と聞くと、とても不自然に感じるそうです。Japaneseは形容詞として考えるのが一般的なので「I am a Japanese.」だと文章が完成していないように聞こえてしまい、「日本の何?」と思ってしまうようです。
また、相手のことを言う場合に、aをつけて「He is a Japanese」と言うと、相手に対して少し失礼な印象になるようです。
a Japaneseと不定冠詞をつけて言うのは、「自分は日本人じゃない「自分はそこに含まれない」と強調したいようなときです。差別とまではいかないかもしれませんが、それに近い表現に聞こえます。(ネイティブが教える ほんとうの英語の冠詞の使い方より)
aをつける場合は、「I am a Japanese person.」や「He is a Japanese man.」などJapaneseの後ろに名詞をもってくると自然な表現となります。
アメリカ人の場合は
では、「アメリカ人」の場合はどうなのかと言うと、
・I am an American.(Americanは「アメリカ人」という名詞)
・I am American.(Americanは「アメリカ人の」という形容詞)
どっちも正しいです。アメリカ人の場合は、aをつけてもつけなくても違和感がなく自然な表現となります。
この違いは何なのでしょうか。一応ルールがあります。
国籍を言うときのルール
AmericanやAustralianなどは、形容詞としても名詞としても同じくらいの頻度で使われるのに対して、JapaneseやBritishなど語尾が「~ese」「~ish」のものは形容詞としてのみで使われるのが一般的です。
したがって、「~ese」「~ish」で終わる場合は、冠詞をつけないと覚えておくのがよいでしょう。
・I am Japanese. (△ I am a Japanese.)
・I am Chinese. (△ I am a Chinese.)
・I am British. (× I am a British.)
※aをつけた表現は一般的ではないが、文法的には間違いではないので△
※イギリス人を表す単数名詞としてのBritishは存在しないので×。ただし「the British」は「英国民」という意味で使われる。
冠詞をつける場合は、後ろに名詞を置く。
・I am a Japanese person.
・I am a Chinese student.
・I am a British man.
語尾が「~ese」「~ish」以外のものは、冠詞aをつけてもつけなくてもどちらでもよい。
・ I am a Canadian または I am Canadian.
・ I am an Italian. または I am Italian.
・ I am a German または I am German.
国籍の「形容詞」と「名詞」が異なる場合
JapaneseやAmericanなど多くの国籍は形容詞「~人の」と名詞「~人」が同じ形ですが、形容詞と名詞で形が異なる場合があります。例えば、「スウェーデン人の」という形容詞は「Swedish」ですが、「スウェーデン人」は「Swedish」ではなくて「Swede」となります。
形容詞と名詞で形が異なるのものについては、当然ですが、形容詞の前には冠詞aをつけず、名詞の前には冠詞aをつけます。
Swedishには「スウェーデン人」という名詞の意味はないので「I am a Swedish.」は間違いです。正しくは以下のどちらかになります。
・I am Swedish. (Swedishは「スウェーデン人の」という形容詞)
・I am a Swede. (Swedeは「スウェーデン人」という名詞)
同じく「私はスペイン人です」は以下のようになります。
・I am Spanish. (× I am a Spanish.)
・I am a Spaniard. (× I am Spaniard.)
形容詞「~人の」と名詞「~人」が異なる他の例:
・Danish(デンマーク人の)とDane(デンマーク人)
・Finnish(フィンランド人の)とFinn(フィンランド人)
・English(イギリス人の)と Englishman/ Englishwoman(イギリス人)
・French(フランス人の)とFrenchman/Frenchwoman(フランス人)
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