英語学習で、知っておくべきこと
語学習得には接触時間が重要で1日15分でもいいので毎日英語に触れた方がいいということや、「聞く」「話す」「読む」「書く」のバランスが大事であるということが書かれています。基本を怠らずに英語学習に取り組むことが大事ですね。
なぜ母国語だと最終的に誰もができる言語が、外国語だと時に難しいのでしょうか。
その答えの一つが、その言語に対する接触時間です。当然ながら、接触時間が長ければ長いほど、理解が深まります。子どもの語学教育に関して言えば、その吸収力は大人の何倍も優れています。
ただ子どもでも大人でも、いくらスポンジ並みの学習能力があったとしても、週に1回程度の学習で、語学習得が可能でしょうか。ネイティブスピーカーは、母国語をしっかり話すようになるまでに、その言語環境で何年も育ち、教育を受けます。であれば、母国語でないからこそ、その分しっかりとした英語環境をつくることが重要になります。
語学は時間さえしっかりこなせば、誰でもできるようになるものです。当然ですが知能や才能に関係なく、アメリカ人であれば、ほぼ全員が英語を話せます。
もちろん、外国語学習に母国語並みの時間を割くことは難しいので、効率的に楽しく学習できる環境作りが大切です。ただここで強調したいことは、週に1回程度では、絶対的に総量が足りないということです。
1日5時間勉強しても、その後1週間あいてしまえば、その時に勉強したことを、覚え続けていることは難しいです。であれば、日々15分でもいいので、毎日英語にふれた方がいいでしょう。
非常に大切なので、もう一度だけ繰り返しますが、語学はある程度誰でも身につけられるスキルです。ただ、その習得は長期戦です。語学力アップのためには、寝る直前でも、通勤・通学電車の中でも、日々その語学に接触することが肝要です。
ではひたすら聞けば、どうにかなるのでしょうか。正直、聞くだけで、話したり書いたりできるようになるのは難しいと思います。ただし、聞かないことには何も始まらない、ということも事実です。
ここでちょっと、言語の習得プロセスについて考えたいと思います。
結論から言うと、言語は「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」の順で学ぶことが正解だと思います。
赤ちゃんがどうやって言語を習得するかを考えるとわかりやすいのですが、まず「聞く」です。赤ちゃんはそれこそ胎児の時から、親からたくさん話しかけられ続け、それこそ「話す」ようになるまで、何万時間も「聞く」ことに費やします。
そして、次に来るのが「話す」です。日本語学習を始めた外国人でもよくいますが、話すことはペラペラなのに、「読み・書き」がまだうまくない人がいます。これは、赤ちゃんの例も然りですが、「聞く」ことの次は、「話す」ということなのです。そしてその次が「読む」です。当然ながら、読めないものを書くことはできません。
大切なことは、この言語の学習プロセスを認識して、バランスよく学んでいくことです。例えば初学者であれば、「聞く」「話す」などの割合が多くなるでしょう。年齢や語学レベルによって、「聞く」「話す」「読む」「書く」の適切なバランスが違うので、これを意識した学習がとても大事です。
関連記事
- No Tag