“英語アウトプット”力強化のための学習法!
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ポイント1:話すための文法を身につけるべき
ポイント2:定型句をノートに書きためて訓練を
ポイント3:結論を先に述べて、理由を説明する英語の性質を知る
特に「ポイント2」の説明が説得力があったので以下に引用しておきます。
ポイント2
定型句をノートに書きためて訓練を
2番目のポイントは、話すにあたって頭の中で英作文をしないことだという。その理由も極めて明快だ。
「必死で英作文をしている間、脳はフル回転しています。けれど私たちが日頃日本語を使うときに頭をフル回転しているわけではない。すぐに口をついて出る定型句を使いながら、それでも頭は半分くらいしか使わずに会話をしている。これは、アメリカ人も一緒です。そんな彼らと話をするとき、めいっぱいに頭を使って英語を思い浮かべようとしていたのでは、自分が言いたい大事なことを言うために必要な時間を失うことになります」
ここで、活用したいのが、英語の定型句なのだ。
「例えば何かを提案したいとき、普通用いられる定型句は、『I suggest~』や『I propose~』ですが、これらの言い方が、考えることなしに、ほぼ自動で口をついて出てこないといけない。もっと弱く押しつけがましくない言い方をしたい場合には、『It might be a good idea to~』となります。これも決まりきった言い方で、ネイティブの頭の中には、こうした定型句がたくさん詰まっています。むしろ日頃の会話は定型句だらけ。それを知っていれば、口をついて出た定型句を言っている間に伝えたい内容の準備ができます」
では、考えることなしに英語の定型句が口をついて出てくるようになるには何が必要か。
「訓練するしかないんです。定型句に遭遇したら小さなノートに書きとめる。どんな状況で、どんな気持ちを表すときに使うかまで書きとめて、反射的にその表現が出てくるようになるまで覚え込むしかありません。苦労はあります。ですが、十分な定型句を身につければ、英会話は格段に楽になってくるのです」
当たり前のことですが、訓練はとても大事だということですね。頑張ります...。
私が大西先生を初めて知ったのはNHK教育テレビの「ハートで感じる英文法」でした。そのときは、あの大げさな話し方がどうも生理的に受け付けずその番組は見ませんでした。
今年になって「しごとの基礎英語」という番組が始まり、大西氏が講師をしているので再び目にする機会ができました。最初は相変わらずの大げさな動作や話し方が苦手でしたが、以前に比べると少し落ち着いた印象を持ちました。そして、解説している内容をきくと実にまともで納得のいくことを話していました。
実力が伴っているのであの濃いキャラにする必要ないのでは!?と思いました。ということで、これまでに持っていた大西氏の胡散臭いイメージはなくなり、正統派の英語講師だと思うようになりました。
今では「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
」という大西氏の著書まで買うに至っています。
この本は一見普通の文法書なのですが、微妙なニュアンスの違いなどもわかりやすく解説してあり、新たに学ぶことがいくつもあり勉強になりました。それなりの厚さのある本ですが、とても読みやすく書かれています。手元においておく実用書としてとても役立ちます。
ナガセ
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