頭を撃たれた少女 マララ・ユスフザイさんの奇跡 - ほぼ毎日 英語学習日記 ~ 英語holic ~

頭を撃たれた少女 マララ・ユスフザイさんの奇跡

「世界一勇敢な少女」と呼ばれるパキスタンの16歳の少女、マララ・ユスフザイさん。去年10月武装集団に頭を銃撃されて大けがをしながらも、女性や子どもたちの教育を受ける権利を訴え続けている。

今年7月の16歳の誕生日には国連に招かれ、教育の力を訴えるスピーチをして注目を浴びた。11日にはオバマ大統領夫妻と面会し、米軍の無人機攻撃がテロを助長していると訴えるなど、精力的に活動をしているマララさんについてまとめました。
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■マララ・ユサフザイ(Malala Yousafzai)(知恵蔵2013より)

パキスタンの女性人権活動家。1997年7月12日、北部山岳地帯のスワート地区に生まれる。2012年10月9日スクールバスで下校途中、武装集団に銃撃され重傷を負った。

現地で弾丸摘出手術を受けた後、英国の病院に移送され、一命をとりとめたが、15歳の女子学生を狙い撃ちにしたテロ事件は、世界中に大きな衝撃を与えた。犯行声明を出した反政府勢力パキスタン・タリバーン運動(TPP)は、教育権を求める女性の「反道徳的」活動への報復であり、シャーリア(イスラム法)に基づくものとテロ行為を正当化している。

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父親のジアウディンは私立学校を経営する教育者で、マララもこの学校に通い、医者を目指していた。同地はイスラム保守勢力が強く、07年にはTPPが政府から統治権を奪い、09年まで実効支配している。

イスラム過激派のTPPは女性の教育・就労権を認めず、この間、200以上の女子学校を爆破したという。09年1月、当時11歳だったマララは、英BBC放送のウルドゥー語ブログに、こうしたタリバーンの強権支配と女性の人権抑圧を告発する「パキスタン女子学生の日記」を投稿。

恐怖に脅えながらも、屈しない姿勢が多くの人々の共感を呼び、とりわけ教育の機会を奪われた女性たちの希望の象徴となった。11年には、パキスタン政府から第1回「国家平和賞」(18歳未満が対象)が与えられ、「国際子ども平和賞」(キッズライツ財団選定)にもノミネートされた。襲撃事件後、マララを称賛・支援する連帯の声は、世界中に広がっている。

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■銃撃事件についてWikipediaより)

2012年10月9日、通っていた中学校から帰宅するためスクールバスに乗っていたところを複数の男が銃撃。頭部と首に計2発の銃弾を受け、一緒にいた2人の女子生徒と共に負傷した。

この事件についてTTPが犯行を認める声明を出し、彼女が「親欧米派」であり、「若いが、パシュトゥーン族が住む地域で欧米の文化を推進していた」と批判、彼女に対するさらなる犯行を予告した。

10月13日、容疑者とみられる5人が逮捕された。

彼女は首都イスラマバード近郊のラーワルピンディーにある軍の病院で治療を受け、10月14日には試験的に短時間だけ人工呼吸器を外すことに成功した。10月15日、さらなる治療と身の安全確保のため、イギリス・バーミンガムの病院へ移送された。翌16日には筆談で「ここはどこの国?」と質問し、19日には病院職員に支えられながらではあるが、事件後初めて立ち上がった。

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銃弾は頭部から入り、あごと首の間あたりで止まっていて、外科手術により摘出されたものの、頭部に感染症の兆候があったが、奇跡的に回復し、2013年1月3日に約2カ月半ぶりに退院した。家族とともにイギリス国内の仮の住まいでリハビリをしながら通院を続け、2月2日に再手術を受けた。



■活動・受賞歴
2013年
2月 シモーヌ・ド・ボーボワール賞
4月 「マララ基金」創設を発表
7月 国連でスピーチ
9月 ハーバード大学から人道活動称える賞
10月 サハロフ賞、自伝出版、ノーベル平和賞候補


■国連でスピーチ
7月12日、国際連合本部で演説し、銃弾では自身の行動は止められないとして教育の重要性を訴えた。国連は、マララの誕生日である7月12日をマララ・デー(英語版)と名付けた。

※参考:16歳マララ・ユスフザイのスピーチが感動的!

・マララさん 国連スピーチ 日本語字幕つき



■オバマ米大統領夫妻と面会
10月11日、アメリカのホワイトハウスでオバマ大統領夫妻と面会し、母国パキスタンでは、アメリカ軍の無人機による攻撃で罪のない人たちが犠牲になっているとして、大統領に直接、懸念を伝えた。

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Obama Meets Malala Yousafzai, Pakistani Teen Shot By Taliban

"I thanked President Obama for the United States' work in supporting education in Pakistan and Afghanistan and for Syrian refugees. I also expressed my concerns that drone attacks are fueling terrorism. Innocent victims are killed in these acts, and they lead to resentment among the Pakistani people. If we refocus efforts on education it will make a big impact,"

「パキスタンとアフガニスタンの教育とシリアの難民支援をしてくださるオバマ大統領とアメリカに感謝します。一方で、アメリカの無人機攻撃がテロを助長すると懸念しています。罪のない人々が殺され、パキスタンの人たちはとても怒っています。もし我々が教育に再び焦点を当てれば、大きなインパクトを残せます。」




■アメリカの人気トーク番組に出演
2012.10.9放送の「The Daily Show 」にゲスト出演しアメリカメディアに登場した。現在はイギリスの学校に通っているとのことですが、英語は母国語ではないのに通訳なしで普通に話していますね。

「女性はタリバンによって市場にも学校にもいけませんでした。私たちは家に閉じ込められ囚人のような生活でした。女性の権利を侵害されたので私は立ち上がったのです。男女は平等なはずです。女性の方が男性よりも強くてもいいくらいです。」

・The Daily Show: Extended Interview: Malala Yousafzai


1:15
"We are human behind and this part of our human nature that we don't learn the importance of anything until it's snatched from our hands. In Pakistan, when we were stopped from going to school, and that time I realized that education is very important, and education is the power for women. And that's why the terrorists are afraid of education. They do not want women to get education because then women will become more powerful."

「パキスタンでは女性は学校に行くことができませんでした。そのとき私は教育はとても重要で教育は女性の力になるということに気付いたのです。それこそがテロリストが教育を恐れる理由です。彼らは女性に教育を受けさせたくないのです。なぜなら女性は教育によってより強くなるからです。」


番組内では司会のJon Stewartがマララさんを養女にしたいと言うと、16歳らしく笑う場面もありました。

5:30
“Let me ask you – you know – I know your father is back stage and he’s very proud of you, but would he be mad if I adopted you? ”

「お父さんがバックステージにいるのは知っている。君のことをとても誇りに思っているでしょう。もし君を養女にするって言ったらお父さんは怒るかな...」


■自伝出版
銃撃から1年になるのを前に、10月8日、マララさんの自伝「アイ・アム・マララ」が発売。

銃撃された時の状況について、通学バスを男が手を振って止めた直後、顔を覆った別の男がバスに乗り込んで来て「マララはどこだ?」と声を上げ、拳銃を取り出し発砲したと記しています。

また、1週間後に意識が戻った際、最初に思ったことは「神様ありがとう。私は死んでいない」だったと明らかにするとともに、会話ができず左目は物がはっきり見えないなか、筆談や示された地図で自分がイギリスにいることが分かったとしています。

さらに傷や治療が痛くても泣かなかったものの、およそ半月後に両親と病院で再会した時、「初めて思い切り泣いた」などとつづっています。

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■ノーベル平和賞候補
ノルウェーのノーベル賞委員会は10月11日、2013年のノーベル平和賞を化学兵器禁止機関(OPCW)に授与すると発表した。女性や子供たちの教育を受ける権利を訴えるパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんは最有力とされていたが、受賞しなかった。

マララさんはノーベル平和賞の有力候補として関心が高まっていたが、16歳という若さでの受賞について「重荷を与えるのではないか」と指摘する声もあった。

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