全盲の天才画家、ジョン・ブランブリット - ほぼ毎日 英語学習日記 ~ 英語holic ~

全盲の天才画家、ジョン・ブランブリット

全盲の天才画家(blind painter)、ジョン・ブランブリット(John Bramblitt)さんをご存知でしょうか。彼は指で感じた触覚だけであらゆるものを再現することができ、実際に目で見たかのように実物そっくりの絵を書くことができるのです。
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先週の金スマでジョンさんが紹介されていました。私はそのときはじめて彼のことを知りました。

1971年テキサスで生まれたジョンさんは、生まれつき脳に障害があり、てんかんの発作に悩まされていた。そんな時に出会ったのが絵を書くこと。その後、症状が悪化し2001年には完全に視力を失った。

★Epilepsy(エピレプシー)とSeizure(シィージャー)
ジョンさんはてんかん発作に悩まされていたとのことですが、ジョンさんのwikipediaでは『 He began painting after losing his sight in 2001 after a series of severe seizures.(一連の激しいけいれんの影響で2001年に視力を失い、その後絵を描き始めた)』と「seizure」という単語が使われています。てんかんというと「epilepsy」という単語もありますが「seizure」との違いは?

調べてみたところ、「epilepsy」はてんかんの病名で、「seizure」はけいれん発作を表す症状名とのことです。医学的な区別はあるようですが、日常ではあまり深く考えて区分する必要はなさそうです。


失明してから3年後、妻と出会い結婚。2人の間には息子ジャック君も産まれ、3人家族になったジョンさん。もちろん、奥さんやジャック君のイメージも完璧にできていてそっくりの似顔を書くことができる。

以下はジョンさんが描いた妻と息子の肖像画です。

妻ジャクリーンさん
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息子ジャック君
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一度も見たことのない妻や息子を手の感覚だけでここまで表現できるのは凄いです!

人間には、視覚などの何かの機能を失うと、そのかわりに他の機能が発達する「代償機能」という能力がある。 ジョンさんの場合は、視覚を補うために指先の触覚が発達し、絵の具の質感の違いを識別可能になったのだ。 現在、識別可能な色の数はなんと1000色以上!! それを絶妙なバランスで配置して、陰影や奥行きを生み出している。


金スマではジョンさんにに番組スタッフの顔を触ってもらい、顔を描いてもらった。
それがコレ↓ 表情までよく表現されていますね。
似顔絵



■Line of Sight



■Shouting in the Dark: My Journey Back to the Light
視力を失って、絶望の淵にいたときに救ってくれたのが絵を描くこと。彼の人生ストーリーです。
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John Bramblitt
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■ジョンさんのWEBサイト
彼の作品などが紹介されています。
http://bramblitt.net/


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