東京五輪決定! 最終プレゼン内容 - ほぼ毎日 英語学習日記 ~ 英語holic ~

東京五輪決定! 最終プレゼン内容

2020年夏季オリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まりました。
東京オリンピック

前日にIOC総会で日本の最終プレゼンテーションが行われ、安倍総理、猪瀬知事、フェンシングの太田雄貴選手などがプレゼンを行いました。どのプレゼンも「大変良くできた」と評価されていましたが、私が特によかったと思ったプレゼンは以下の3人です。

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■滝川 クリステルさん(フリーアナウンサー)
日本にいるとごく当たり前で何とも思わないことですが、外国人からするとスゴイと思う日本の魅力を見事に伝えていました。品があって、話し方、身振り手振りなどすべて上手。安心してみれます。




(日本語訳)
東京は皆様を、ユニークにお迎えします。
日本語ではそれを「おもてなし」という一語で表現できます。
それは、見返りを求めないホスピタリティの精神、それは先祖代々受け継がれながら、日本の超現代的な文化にも深く根付いています。「おもてなし」という言葉は、なぜ日本人が互いに助け合い、お迎えするお客様のことを大切にするかを示しています

ひとつ簡単な例をご紹介しましょう。もし皆様が東京で何かを失くしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。たとえ現金でも。実際に昨年、現金3,000万ドル以上が、落し物として、東京の警察署に届けられました。

世界を旅する75,000人の旅行者を対象として行った最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です。この調査ではまた、東京は次の項目においても第1位の評価を受けました。
・公共交通機関
・街中の清潔さ
そして、タクシーの運転手の親切さ、においてもです。

あらゆる界隈で、これらの資産を目にするでしょう。東洋の伝統的な文化…そして最高級の西洋的なショッピングやレストランが、世界で最もミシュランの星が多い街にあり…全てが、未来的な都市の景観に組み込まれています。

私が働いているお台場は、史上初の“ダウンタウン”ゲームズを目指す我々のビジョンの中心地でもあります…それは都心に完全に融合し…文化、生活、スポーツがユニークに一体化します。ファントレイル…ライブサイト…チケットを必要としないイベントが、共有スペースにおいて、多くの競技会場を結び、素晴らしい雰囲気を創り出します。

来訪者全てに、生涯忘れ得ぬ想い出をお約束します。



■高円宮妃久子さま
流ちょうなフランス語と英語で、東日本大震災の被災地支援への謝意を伝えられました。エレガントさが素敵。やはり品位が全然違います。すごいレベル高いです。




ハイライト(英語字幕)



■佐藤 真海選手(陸上)
自らの体験を語り「スポーツの力」を強調。感動的な内容でした。



佐藤選手の動画は5分20秒あたりからです。


ハイライト(英語字幕)


Mr President… Distinguished members of the IOC…
I am Mami Sato. And I am here because I was saved by sport.

It taught me the values that matter in life. The values that Tokyo 2020 is determined to promote worldwide. Today, that global vision will be outlined by:

President Tsunekazu Takeda…
Prime Minister Shinzo Abe…
Governor Naoki Inose…
Bid CEO Masato Mizuno…
Bid ambassador Christel Takigawa...
And double silver medallist Yuki Ota.

Please allow me to return to my story.
I was nineteen when my life changed. I was a runner. I was a swimmer. I was even a cheerleader. Then, just weeks after I first felt pains in my ankle, I lost my leg to cancer. Of course, it was hard. I was in despair. Until I returned to university and took up athletics.

I found that I enjoyed setting a goal - and beating it. I developed new confidence. Most of all, I learnt that what was important was what I had, not what I had lost.

I competed at the Paralympic Games in Athens and Beijing. I felt privileged to have been touched by the power of sport. And I was looking forward to London 2012.

Then came the 11th of March 2011.
The tsunami hit my hometown. For six days I did not know if my family were still alive. And, when I did find them, my personal happiness was nothing compared to the sadness of the nation.

I collected messages from schools and took them home… And shared with the people my own experiences. I also took food supplies. And other athletes did the same. Together, we organised sport activities to help restore confidence.

Only then did I see the true power of sport… To create new dreams and smiles. To give hope. To bring people together.

More than 200 athletes… Japanese and international… making almost 1,000 visits to the affected area… are inspiring more than 50,000 children.

What we have seen is the impact of the Olympic Values as never before in Japan. And what the country has witnessed is that those precious Values… Excellence, Friendship and Respect… can be so much more than just words.

(日本語訳)
会長そしてIOCの委員の皆様
佐藤真海です。私がここにいるのは、スポーツによって救われたからです。

スポーツは私に人生で大切な価値を教えてくれました。それは、2020年東京大会が世界に広めようと決意している価値です。

本日は、そのグローバルなビジョンについてご説明いたします。

招致委員会理事長、竹田恆和。
内閣総理大臣、安倍晋三。
東京都知事、猪瀬直樹。
招致委員会副理事長兼専務理事、水野正人。
招致アンバサダー、滝川クリステル。
そして、過去2大会での銀メダリストである太田雄貴選手です。

私自身の話に戻らせていただきたいと思います。
19歳の時に私の人生は一変しました。私は陸上選手で、水泳もしていました。また、チアリーダーでもありました。そして、初めて足首に痛みを感じてからたった数週間のうちに、骨肉種により足を失ってしまいました。
もちろん、それは過酷なことで、絶望の淵に沈みました。でもそれは大学に戻り、陸上に取り組むまでのことでした。

私は目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、新しい自信が生まれました。そして何より、私にとって大切なのは…私が持っているものであって、私が失ったものではないということを学びました。
私はアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。スポーツの力に感動させられた私は、恵まれていると感じました。2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。

しかし、2011年3月11日、津波が私の故郷の町を襲いました。
6日もの間、私は自分の家族がまだ無事でいるかどうかわかりませんでした。そして家族を見つけ出したとき、自分の個人的な幸せなど、国民の深い悲しみとは比べものにもなりませんでした。

私はいろいろな学校からメッセージを集めて故郷に持ち帰り…私自身の経験を人々に話しました。食糧も持って行きました。ほかのアスリートたちも同じことをしました。私達はいっしょになってスポーツ活動を準備して、自信を取り戻すお手伝いをしました。

そのとき初めて、私はスポーツの真の力を目の当たりにしたのです。
新たな夢と笑顔を育む力。
希望をもたらす力。人々を結びつける力。
200人を超えるアスリートたちが、日本そして世界から、被災地におよそ1,000回も足を運びながら50,000人以上の子どもたちをインスパイアしています。

私達が目にしたものは、かつて日本ではみられなかったオリンピックの価値が及ぼす力です。そして、日本が目の当たりにしたのは、これらの貴重な価値…卓越、友情、尊敬…が、言葉以上の大きな力をもつということです。



■猪瀬直樹東京都知事
以前よりは随分とよくなりましたが、英語の喋りとジェスチャーがよっぱらいみたいに見えてしまいます(笑)。内容的には東京の高い運営能力や財政力を訴えていてよかったです。


Mr President…
Tokyo is a city that is dynamic… yet also peaceful, reliable, safe and stable. A city blessed with world-class infrastructure… and still investing to improve further. And a city that is a global landmark for young people.

Our infrastructure will be put at your service to guarantee delivery in all the vital areas, such as accommodation and security.
We will also deliver in transport thanks to our existing network. In Tokyo, in 2020,everyone will arrive on time… every time.

Finally, we will deliver in legacy, for the city and for sport, thanks to our Games Hosting Fund of four point five billion US dollars – ready right now to pay for 10 new permanent venues.

We are investing to meet the long-term needs of the city and to put a renewed emphasis on sport in the heart of the city and in the hearts of thirty-five million people. In legacy, the Olympic Village will be the biggest housing development in Tokyo for decades.

It will also feature the International Exchange Plaza, which will accommodate cultural, education and sporting bodies – domestic and international. And so, to quote from the city’s long-term urban strategy: “Help to create a society where everyone can enjoy sport and children are given dreams.”
All this in a city which offers a unique welcome.

Christel will tell you more. She will speak in French.

(日本語訳)
会長、
東京は、ダイナミックでありながら、平和で、信頼のおける、安全で安定した都市です。東京は、世界水準の素晴らしいインフラを有し、それをさらに発展させるため、投資を続けています。そして、若者たちにとっては、世界的なランドマーク(標)である都市です。

私たちは、大会を確実に成功に導くため、宿泊やセキュリティといったすべての重要な分野において、東京が擁するインフラを提供いたします。
輸送面でも交通網がすでに整備されており、確実な能力を有しています。この大会が開かれる2020年の東京では、誰もが常に時間通りに目的地へ到着することができるのです。

そしてまた私たちは、大会開催によって都市とスポーツに新しいレガシーをもたらします。45億米ドルもの大会開催準備基金がそれを可能にします。大会が終わった後も、常設のスポーツ施設として残る10の競技会場整備に必要な資金をすでに保有しているのです。

私たちは、東京という都市の長期的なニーズを満たすために投資をしています。都市の中心で、そして、3,500万人の人々の心の中で、スポーツが新たな重みを持つのです。

選手村は、向こう数十年にはない規模での東京の都心における最大級の住宅開発となり、大会のレガシーとして残ります。大会後には、文化や教育、スポーツ機能を包含する国内外の人々に開かれた国際交流プラザが誕生します。

東京の長期的な都市戦略にも掲げているとおり、「誰もがスポーツに親しみ、子供たちに夢を与える社会」を創っていきます。これらの全てを兼ね備えた東京は、日本、東京ならではの歓迎の気持ちで、世界中の皆さんをお迎えしたいのです。

滝川クリステルさんが、皆様にもっとお伝えします。彼女はフランス語で話します。



■安倍晋三総理大臣
強弱のある英語で総理らしく堂々としていました。英語でこれだけのプレゼンができれば総理として恥ずかしくないレベルですね。内容は無難なものでした。


ハイライト(英語字幕)


Mister President, distinguished members of the IOC...
It would be a tremendous honour for us to host the Games in 2020 in Tokyo – one of the safest cities in the world, now... and in 2020.

Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you,
the situation is under control. It has never done and will never do any damage to Tokyo. I can also say that, from a new stadium that will look like no other to confirmed financing, Tokyo 2020 will offer guaranteed delivery.

I am here today with a message that is even more important. We in Japan are true believers in the Olympic Movement. I, myself, am just one example.

When I entered college in 1973, I began practicing archery. Can you guess why? The year before, in Munich, archery returned as an Olympic event after a long time.

My love of the Olympic Games was already well-established. When I close my eyes vivid scenes from the Opening Ceremony in Tokyo in 1964 come back to me. Several thousand doves, all set free at once. High up in the deep blue sky, five jet planes making the Olympic rings. All amazing to me, only 10 years old.

We in Japan learned that sports connect the world. And sports give an equal chance to everyone. The Olympic spirit also taught us that legacy is not just about buildings, not even about national projects. It is about global vision and investment in people.

So, the very next year, Japan made a volunteer organization and began spreading the message of sports far and wide. Young Japanese, as many as three thousand, have worked as sports instructors in over 80 countries to date. And they have touched the hearts of well over a million people through their work.
Distinguished members of the IOC, I say that choosing Tokyo 2020 means choosing a new, powerful booster for the Olympic Movement.

Under our new plan, "Sport for Tomorrow," young Japanese will go out into the world in even larger numbers. They will help build schools, bring in equipment, and create sports education programs. And by the time the Olympic torch reaches Tokyo in 2020, they will bring the joy of sports directly to ten million people in over one hundred countries.

Choose Tokyo today and you choose a nation that is a passionate,
proud, and a strong believer in the Olympic Movement. And which strongly desires to work together with the IOC in order to make the world a better place through the power of sport.
We are ready to work with you. Thank you very much.

(日本語訳)
委員長、ならびにIOC委員の皆様、東京で、この今も、そして2020年を迎えても世界有数の安全な都市、東京で大会を開けますならば、それは私どもにとってこのうえない名誉となるでありましょう。

フクシマについて、お案じの向きには私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。

さらに申し上げます。ほかのどんな競技場とも似ていない真新しいスタジアムから、確かな財政措置に至るまで、2020年東京大会は、その確実な実行が、確証されたものとなります。けれども私は本日、もっとはるかに重要な、あるメッセージを携えてまいりました。

それは、私ども日本人こそは、オリンピック運動を、真に信奉する者たちだということであります。この私にしてからが、ひとつの好例です。

私が大学に入ったのは、1973年、そして始めたのが、アーチェリーでした。一体どうしてだったかおわかりでしょうか。
その前の年、ミュンヘンでオリンピックの歴史では久方ぶりに、アーチェリーがオリンピック競技として復活したということがあったのです。
つまり私のオリンピックへの愛たるや、そのときすでに確固たるものだった。それが窺えるわけであります。
いまも、こうして目を瞑りますと、1964年東京大会開会式の情景が、まざまざと蘇ります。いっせいに放たれた何千という鳩。紺碧の空高く、5つのジェット機が描いた五輪の輪。

何もかも、わずか10歳だった私の、目を見張らせるものでした。スポーツこそは、世界をつなぐ。そして万人に等しい機会を与えるものがスポーツであると、私たちは学びました。

オリンピックの遺産とは、建築物ばかりをいうのではない。国家を挙げて推進したあれこれのプロジェクトのことだけいうのでもなくて、それは、グローバルなビジョンをもつことだ、そして、人間への投資をすることだと、オリンピックの精神は私たちに教えました。

だからこそ、その翌年です。日本は、ボランティアの組織を拵えました。広く、遠くへと、スポーツのメッセージを送り届ける仕事に乗り出したのです。
以来、3000人にも及ぶ日本の若者がスポーツのインストラクターとして働きます。赴任した先の国は、80を超える数に上ります。
働きを通じ、100万を超す人々の心の琴線に触れたのです。

敬愛するIOC委員の皆様に申し上げます。
2020年に東京を選ぶとはオリンピック運動の、ひとつの新しい、力強い推進力を選ぶことを意味します。なぜならば、我々が実施しようとしている「スポーツ・フォー・トゥモロー」という新しいプランのもと、日本の若者は、もっとたくさん、世界へ出て行くからです。学校をつくる手助けをするでしょう。スポーツの道具を、提供するでしょう。体育のカリキュラムを、生み出すお手伝いをすることでしょう。

やがてオリンピックの聖火が2020年に東京へやってくるころまでには、彼らはスポーツの悦びを、100を超す国々で1000万になんなんとする人々へ、直接届けているはずなのです。

きょう、東京を選ぶということ。それはオリンピック運動の信奉者を情熱と、誇りに満ち、強固な信奉者を選ぶことにほかなりません。スポーツの力によって、世界をより良い場所にせんとするためIOCとともに働くことを、強くこいねがう、そういう国を選ぶことを意味するのです。

みなさんと働く準備が、私たちにはできています。有難うございました。


以上の英語、日本語は以下より引用しました
http://www3.nhk.or.jp/news/0904olympic/presentation.html


■太田雄貴選手(フェンシング)
太田選手は英語がすごく得意というわけではないそうですが、何度も何度も練習して自信をつけたとのことです。

ハイライト(英語字幕)



■2020年東京オリンピック開催決定の瞬間!



◇投票の結果◇

【1回目】
東京      42
イスタンブール 26
マドリード   26

【最下位決定の投票】
イスタンブール 49
マドリード   45 →マドリードが除外に

【決選投票】
東京      60
イスタンブール 36


<雑記>
2020年東京オリンピック。おそらく私はそのころも東京に住んでいるのだと思います。どのようなオリンピックになるのか楽しみです。

東京決定が発表された際にフェンシングの太田雄貴選手が号泣する姿が映し出されました。ものすごいプレッシャーの中でのプレゼンを含め彼は東京オリンピック招致を本当に頑張っていたと思います。

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