全米が涙した兄弟愛!歩けない弟のために…
テネシー州ホワイトハウスに住む9歳の少年コナー君。彼は、脳性まひで車いす生活を送る6歳の弟ケイデン君と一緒に各地で開かれるトライアスロン大会に参加している。順位に関係なく、2人は兄弟の絆を胸に完走を果たしている。

奇跡体験!アンビリバボー 2012年11月8日放送
2012年9月、アメリカ・ジョージア州で行われた子供たちのトライアスロン大会。 595名の子供が参加する中、カートを引っ張り懸命に走る、9歳の少年がいた。 コナー・ロング君、カートに乗っているのは、弟のケイデン君だ。 全米の大会で、コナー君は弟と共に懸命に走り続けてきた。 やがて、兄弟の挑戦は、全米に大きな感動と勇気をもたらすこととなる。

ケイデン君は、重度の脳性麻痺(cerebral palsy)と、小頭症を併発して一生、歩くことも、話せるようになることもないと宣告された。悲しみの淵にいた両親の心の支えとなったのは、ケイデン君の兄・コナー君だった。
コナー君は、弟が生まれてすぐ、物心がつく前から面倒を見てきたという。 食事の時は、率先してご飯を食べさせてあげる。 夜はベットで、眠るまで一緒にいる。 両親は一度も弟の面倒を見ろとは言ったことがないのに、コナー君は率先して面倒を見始めたという。
ある日のこと、母ジェニーさんが育児用雑誌を読んでいると、コナー君がキッズトライアスロンの広告記事を見つけた。 そして、ケイデン君と一緒にキッズトライアスロンに出たいと言い出した。
キッズトライアスロンは、年齢別に3つのカテゴリーに分かれる。 スイム、バイク、ランをたった1人で完走する。 距離が短いとはいえ、まだ体力がない子供にとっては、かなり過酷なレース。 まして、8歳の少年が障害者と共に出場するなど前例がなかった。ジェニーさんが、大会主催者に問い合わせ事情を話すと、主催者側はこの挑戦を受け入れてくれた。
もしカートが転倒したら、出場する子供たちや親に笑われたら、両親の心配は尽きなかった。 だが、コナー君はケイデン君と共にスタートを切った! 他の子供が泳ぎ切った後、コナー君は弟をボートに乗せ、引っ張って泳いだ。
スイムの次ぎは、バイク。 カートを引っ張り懸命にペダルを漕いだ。 両親の心配をよそにコナー君は走り続けた。 そして、最後のランニングも見事完走!!
タイムは43分10秒。32人中31位という結果だった。 それでも2人の顔には笑顔が溢れていた。
それから、2人の挑戦が始まった。全米各地で開催されるキッズトライアスロンに積極的に出場。 すると、地元の新聞やスポーツ専門チャンネルが2人の挑戦の模様を報道。 小さな鉄人達の勇姿は全米に知られることになり、いつしか、絶望の淵にいた両親にも笑顔が戻っていた。
■Conner and Cayden Win Sports Illustrated Kids SportsKid of the Year!
2人が今年のスポーツキッズに選ばれたという記事です。
Their inspiring story of brotherly love stems from a desire to compete side-by-side in sports, even though Cayden was born with cerebral palsy and cannot talk or walk on his own.
Since 2011, the Long brothers have competed in more than a dozen triathlons. Conner pushes Cayden in a stroller during the run portion, pulls Cayden in a raft in the swim, and pulls him in a trailer during the bike race.
感動的な兄弟愛の話は弟が小児麻痺で話すことも歩くこともできなくても、一緒にスポーツに参加したいという願いから生まれた。
2011年からロング兄弟はたくさんのトライアスロン大会に参加している。コナー君は、ランではケイデン君が乗ったカートを押し、スイムではケイデン君をボートに乗せて引っ張り、バイクではトレーラーでケイデン君を載せたカートを引っ張った。
■E:60 - Brotherly Bond
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■Triathalon Kids
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