たかが英語!  楽天の英語公用語化 - ほぼ毎日 英語学習日記 ~ 英語holic ~

たかが英語!  楽天の英語公用語化

楽天 三木谷社長の著書「たかが英語!」を読みました。この本は、社内での「英語公用語化」を宣言してから2年間で楽天社員がどのように英語を勉強したかなどが実例を挙げて書かれています。また、TOEICの基準に満たない社員には業務として英語の勉強を課したなど社内一丸となって取り組んだ様子が伝わってきました。

楽天の「英語公用語化」には賛否両論あり、私も本当にここまでやる必要あるのだろうかと思っていましたが、この本を読んで社長の本気度がわかりました。
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■内容説明

世界企業は英語を話す。
「英語公用語化」で、日本は復活する。
楽天2年間の実験で確信した、成功のためのマニフェスト

「社内では英語が公用語」 あなたならどうする?
・TOEIC750点ないと部課長にしません
・会議や議事録はすべて英語
・約1年半で全社員のTOEIC平均点は161点アップ
・点数のベスト5部署、ワースト5部署を発表
・英語で仕事ができれば、必ず日本は浮上する
・楽天流・英語トレーニングの秘密
・英語習得は「1000時間」の仮説

僕は予感した。これは、かつて日本で行われたことのない実験になる。7000人以上の日本人が、2年間で英語をマスターするなんてことが、本当に実現できるだろうか。僕は狂っているのかもしれない。しかし、この実験を成功させることでしか、楽天も、そして日本も生き残れないと思った。さあ、実験開始だ。(本文より)



ほんの部分を紹介すると...


基準点をクリアしていない者を一部、海外への語学研修へ派遣した。研修先に選んだのはフィリピンのセブ島だ。
セブ島を選んだいちばんの理由は、欧米に派遣する場合の四分の一程度のコストの安さだ。日本との時差が1時間しかない点も魅力だった。

結果的にはフィリピンでの語学研修は、国内学習組のTOEICスコア伸び率と比較したところ、TOEICテスト対策としてはあまり効果がなかった。ただ、英語に対する抵抗感を和らげたという意味では顕著な効果がみられた。それまで英語を話したことのなかった人でも、帰国すると、自分から積極的に英語で話しかけるようになっていたのだ。



業務の一環としてフィリピンへ語学研修に行けるなんて羨ましい限りです。
検証結果として、現地での語学研修しても国内で学習した人とTOEICスコアでは差がなかったとのこと。これは英語習得だけが目的ならわざわざ海外へ行く必要性はないということです。とはいえ、留学で得られるものは現地の生活だったり他国の友達だったり他にもたくさんあるので留学自体は非常に貴重な経験になると思います。



英語だけできても無能な政治家や仕事のできないビジネスマンは多くいる。ただ一方で、ビジネスセンスのある人は元々英語を勉強している人が多い。また、仕事ができる人はタイムマネージメントもしっかりしているし、地頭が良かったり、ロジカルだったりすることが多いので、いままで英語はやってなくても、英語に集中して勉強してもらい、使う環境に置いてやればできてしまう。



英語公用語化をすることで、仕事ができる優秀な人が英語ができないばかりに出世できなかったり辞めたりする羽目になるのではないかと思われがちですが、決してそのようなことはないと思います。その理由は上記の引用文の通りです。現に私が知っている仕事ができる人たちというのは、業務に英語を使うか否かにかかわらず高い英語力を持っている人が多いです。また、本当に能力の高い優秀な人はたとえ英語ができなくても真剣にTOEICの勉強をすれば2年もあれば750点クリアは楽勝だと思います。TOEIC750点で英語で流暢に会議ができるかと言うと必ずしもそうではないと思いますが、TOEICである程度の点数を伸ばすのはテクニックでも可能なので賢い人は比較的簡単にTOEICを攻略できるはずです。


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※当レビュー記事は商品の提供をいただいた上で執筆しております


楽天の社内英語公用化についてのニュースを以下に貼っておきます。CNNなど海外メディアでも取り上げられています。


■楽天 2012年までに社内で使用する言語を英語に(10/07/01)



■How to boost corporate Japan: Stop speaking Japanese CNN 楽天



(参考)
TOEIC(R)Testスコアを求める企業というのがコチラに紹介されています。
韓国のHYUNDAIとLG電子では新入社員足きり点数が800点です。800点まで必要かどうかは別としても日本の企業が求めるスコアはかなり低いです。松下電器では主任昇格の条件として450点とありますが、450点は低すぎて中途半端だと思います。TOEICスコアを求めるなら最低でも600点程度が妥当だと思います。


<雑記>
楽天の社内英語化についてはTVなどで度々紹介されていたので宣言当初から興味がありました。世間では結構冷ややかな意見が多かったように思います。そもそも楽天に入社している人はそれなりのポテンシャルを持っている人だと思うので、三木谷社長が行ったことは無謀なことでもなかったように思います。

仮に私が楽天社員だったら社内英語化には大喜びです。私は英語を不自由なく使いこなしたいという夢があるものの、仕事でも日常生活でも英語を話す機会がほとんどないのでなかなか上達しません。仕事場が日本語禁止の環境だったらどんなに素晴らしいことかと思ってしまいます。そういう環境が欲しくても持てない人は山ほどいるので楽天社員の方には是非ポジティブに受け止めて頑張ってほしいものです。

ちなみに三木谷社長についてですが、興銀時代に三木谷氏と同期だったという知人の話では「彼は入社間もない頃から毎朝一番早く出社して英語の勉強をしてMBA留学を実現した。努力家。」と言っていました。

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